滋賀県埋蔵文化財センター
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JR湖西線大津京駅構内展示

 JR湖西線大津京駅の改札内コンコース(改札口正面)の展示スペースで、様々な展示を行っています。

   JR湖西線大津京駅(JRおでかけネット)

 現在は、『史跡でみる縄文時代から古代の遺跡 近江国庁跡(おうみこくちょうあと)』を展示しています。




 現在展示中の内容はこちら↓

史跡でみる縄文時代から古代の遺跡 近江国庁跡

 滋賀県には安土城跡・彦根城跡の特別史跡を含む国指定史跡や県指定史跡があります。国指定史跡は日本の歴史の正しい理解のため欠くことができず、遺跡の規模や遺構、遺物等で学術上価値があるものとされており、県指定史跡は国指定史跡を除き滋賀県にとって重要なもので、県民の文化的向上や日本文化の進歩に貢献することを目的に指定されています。

こうした史跡の中から滋賀県埋蔵文化財センターが発掘調査の資料を管理している縄文時代から古代(飛鳥時代から平安時代)の遺跡について紹介します。

 近江国庁は、奈良時代から平安時代にかけて、現在の滋賀県庁にあたる近江国(現在の県は当時、国と呼ばれていました。)の行政の中心的な役割を果たした役所に当たります。
 現在の知事にあたる国司の長官には、藤原武智麻呂(716年任)、藤原仲麻呂(745年任)など、古代の著名な政治家が着任しました。特に藤原仲麻呂は平城京(当時の都、現在の奈良市)で太師(現在の総理大臣にあたる)の地位にありながら近江国の長官の地位を手放しませんでした。これは近江国からえられる莫大な財力のためだったと考えられます。    

近江国庁跡は、昭和38年(1963年)の最初の発掘調査を皮切りに史跡整備のための調査や周辺の関連遺跡の調査結果も踏まえて、平成28年までに数度の追加指定され、国指定史跡「近江国府跡 国庁跡 惣山遺跡 青江遺跡  中路遺跡」として史跡の範囲が広がっています。

 今回の展示では、史跡のうち近江国庁跡に焦点をあて遺跡の説明パネルや写真パネルと出土した瓦や?(せん 昔のレンガ)も展示しています。

展示期間:令和5年6月1日〜令和5年10月1日





展示遺物 近江国庁跡:軒丸瓦、軒平瓦、? その他近江国庁跡復元模型(S=1/200)



JR大津京駅へお越しの際は、ぜひ足を運んでみてください。

〒520-2122滋賀県大津市瀬田南大萱町1732-2
Tel:077-548-9681 // Fax:077-548-9682 // Mail:shigamaibun-center@guitar.ocn.ne.jp
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